5月13日、大館市消防署の菅原和幸さん、阿部和也さんを講師にお呼びして、わわわde子育てカフェにて「乳幼児の救急講座」を開催しました。
乳幼児のお世話をしているときに起こりやすい以下の内容について、対応や応急手当を教えていただきました。

1.熱性けいれんをおこした時の対応
2.誤嚥(ごえん)した時の対応
3.やけど(熱傷)をした時の応急手当
4.転倒をして頭を打った時の対応
5.救急車を呼ぶ時のポイント(このページ)

5.救急車を呼ぶときのポイント

① 119通報してから救急車が到着するまでにかかる時間は、全国平均で8分〜9分です。いち早く到着するためには、通報時に正確な情報を伝えることが大事です。

● 住所
固定電話の場合は住所を特定しやすいので、固定電話がある場所なら、携帯よりも固定電話でかける方が良い。
新築の家の場合、地図に載っていないことがあるので、「新築です」と伝える。合わせて周囲の目印(近くにあるお店など)を伝えると、早く到着できる。
※時々、焦っていて住所を伝えずに切ってしまう人がいますが、携帯電話からの通報で住所を聞けないと、救急車が向かうことができません。

● 具合の悪い人に関する情報
「意識があるか・ないか」
「呼吸をしているか・していないか」
その情報を聞くことができれば、救急車が発車します。
持病などの詳細情報は、後から聞くこともできます。

② 親や友達、親しい人に相談するより、まず119番通報を!
「救急車を呼ばないといけない」とお母さんが判断したら、即119番通報をしてください。そして、呼吸や心臓が止まっている場合は、通報したら救急車が到着するまで人工呼吸と心肺蘇生をしてください。

※ 車を運転していて、救急車が通ったら、ハザードを出して避けてください。ハザードを出さずに避けたり、避けているけれどスピードを落とすだけで停まらない車がいると、追い越しができずに救急車の到着が遅くなってしまいます。
救急車がいち早く目的地に到着できるよう、ご協力をお願いします!

【 まとめ 】
119番通報をするときは、「住所」と「具体が悪い人の情報」を正確に伝える。

※ 乳幼児の救急講座(5)救急車を呼ぶときのポイントのまとめ(PDF)はコチラ