5月13日、大館市消防署の菅原和幸さん、阿部和也さんを講師にお呼びして、わわわde子育てカフェにて「乳幼児の救急講座」を開催しました。
乳幼児のお世話をしているときに起こりやすい以下の内容について、対応や応急手当を教えていただきました。

1.熱性けいれんをおこした時の対応
2.誤嚥(ごえん)した時の対応
3.やけど(熱傷)をした時の応急手当(このページ)
4.転倒をして頭を打った時の対応
5.救急車を呼ぶ時のポイント

3.やけど(熱傷)をした時の応急手当

やけどをしたら、
すぐに水で冷やす
冷やすと痛みが軽くなるだけでなく、やけどが悪化することを防ぎ、治りを早くします。
<ポイント>
・水道水などのきれいな流水で十分に冷やします。
・服は脱がさず、着たまま冷やします。② 清潔なガーゼなどでやけどを覆い、病院に行く
<ポイント>
・水ぶくれは潰さない、めくらない。そのままガーゼで覆って病院に行く。
・ガーゼは濡らさず、乾いたまま覆う。
・覆うものは滅菌ガーゼが理想ですが、ない場合は新品のタオル、洗濯したてのタオル、サランラップなどを使うといいでしょう。※ やけどが軽いか重いかは、やけどの深さと広さで決まります。小さな子どもやお年寄りの場合は、小さなやけどでも水分が奪われて命に関わることがあるので、自分で判断せず病院に行きましょう。

< 質疑応答 >
Q やけどの原因で一番多いのは何ですか?
A テーブルの上などに置いてある電気ポットのコードを引っ張って、ポットが赤ちゃんの上に落ちてくる事故は多いです。

【 まとめ 】
やけどをしたら、「すぐに水で冷やす」、「清潔なもので覆って病院に行く」が大切です。

乳幼児の救急講座(4)転倒をして頭を打った時の対応へ続く

※ やけど(熱傷)をした時の応急手当のまとめ(PDF)はコチラ